ファンキー★ヤンキー

「つか、お前家のカギぐらい閉めろよ。物騒だろうが」


「ああ・・・だから入って来れたんだ」





どうやらそれで蓮也は勝手に入って来たらしい。








「・・・つーかさ」


急に口を開いた蓮也をあたしは体をベッドから起こして見上げた。



・・・あ、違う。見下げただ。


蓮也はベッドのしたで胡坐をかいて座ってる。



「なに?・・・てか、手、放して」


蓮也はまだあたしの手を握っている。



「ああ・・・さっきは悪かった」


蓮也は手を放さずに、あたしにそう言った。





・・・なんだよ、急に。




「いや・・・あたしのが悪かったし。」




あたしは我が儘言い過ぎだ。


蓮也達の側にいられればそれで良いのに、側にいればいるだけ我が儘になってしまう自分がいた。








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