ファンキー★ヤンキー


着いた場所は倉庫の裏。

あたしは内心、殴られたりするんじゃないかとちょっとビクビクしてた。




しばらくの沈黙の後、ようやく蓮也が口を開いた。




「――――なあ、真琴。」

あたしは蓮也の呼び掛けに答える。


「なに?」



「お前、変な事考えてねえか?」



「へ、変な事って?」


蓮也が何を言おうとしてるのかは、だいたい予想がつく。



「―――――なあ真琴、お前は今、俺らにとっちゃ、仲間以上の存在だ。
俺の勝手な思い違いならどーでも良いが、もしお前が、今日の抗争を気にして、俺らから離れるなんて事を考えてるようなら、


――――俺はお前を監禁してまでお前を離さねえよ」


ドクン


あたしの心臓の鼓動が早まる。





――――どうして蓮也には、あたしの考えてる事が分かってしまうんだろう。





・・・しかも監禁って!!



マジやめて!!!





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