ファンキー★ヤンキー

「お前、なんか言えよ」





蓮也はようやくあたしに目を向けた。






なんか言えよって言われても・・・・・。






正直、蓮也の事は好きだ。



だけど、それは仲間としてであって、



特別な恋愛感情があるわけではない。







でも・・・・・。





実際あたしにも分かんない。





蓮也といると、ドキドキするし、


近くに居たいとも思う。



あたしがあれこれ考えていると、蓮也が口を開いた。







「やっぱ、まだ返事はいらねえ。お前にそんな困った顔されちゃ、怖くて聞けねえよ」




そう言って、蓮也はちょっと悲しい顔をした。







ああ・・・・・




蓮也にこんな顔させたいわけじゃないのに・・・




何やってんだバカ。






「うん、ありがとう」




あたしはとりあえずこう言った。




まだ、気持ちがハッキリしないから





するまで、
待っててね。


蓮也・・・・祐司。