ファンキー★ヤンキー
「え、やだ。」
あたしは答えた。
だって、好きでもない奴と付き合うとかヤダし。
「あはははは!春が振られてやんのー!」
清吾が笑い出した。
「予想通りの答えだけど、正直振られるとかキツいぜ」
春がわざとらしく言う。
まあ、冗談なのは分かってたけど、こうも簡単に人の事をからかうのはどうだと思う。
ぐいっ。
?!
「こいつ、今日から俺の。」
蓮也があたしを抱き寄せてそう言った。
・・・・あたしを抱き寄せて?
!!!!!!
「はなせ、バカやろー!」
あたしは抱き寄せられる腕から逃れようと抵抗した。
「ちょ、まじで放してっ!」
「やだ。」
ヤダじゃねえし!