ファンキー★ヤンキー

「・・・ねえ辰弥。もしもの話だけどさ、
しばらく会ってない友達が急に会いに来たらどうする?」



あたしは辰弥に質問してみた。



「んー、うれしいんじゃない?」



うん、だよね。
普通はそうだよね。



あたしだって庄司に会いたいけど、連れ戻される気がする・・・・。



「そっか、ありがと」



あたしは辰弥にそう言ってその場に座った。




「・・・なに、どうかしたの?」

あたしの隣に座り、優しく聞いてくる辰弥。




「・・・んー、いやね、
あたしがそいつから逃げてる立場だからさ、見つかるとまずいんだよねー」



あたしは遠くを見つめながらポツンと言った。
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