ファンキー★ヤンキー
家から学校までは徒歩で
10分ほど。
バイクもあるけど、わざわざ学校へ行くためだけにバイクのガソリンを減らしたくわない。
しかも、学校バイク禁止だしね。
学校に着いて、
自分の席に着く。
「あれ?真琴、おはよ」
あたしに声を掛けて来たのは、最近仲良くなった奴。
真田 あかり。
「はよ、あかり。」
あたしはあかりに挨拶を返す。
あたしは入学当時、うちのクラスにはろくな奴がいねえと思い、友達を作らなかった。
だけど、一人だけ、あたしの性格に合う奴がいた。
それがあかりだ。
フワフワにまいた肩までの茶色い髪の毛にぱっちりな目。
可愛い顔をしてるが、
性格はサバサバしてて、その性格があたしは好きだ。
なにより、一緒にいて遠慮とかしなくて済む。
お互い隠してる事があるせいか、深入りされたくないとこには深入りはしない。
またそこがいい。