ファンキー★ヤンキー
そんな事をうだうだ考えてつったっていたら、
蓮也に腕を掴まれ、後ろから春と清吾に背中を押されて、
部屋を出た。
「おーい、てめえら!」
清吾が大声で叫ぶ。
下にいる面子達は一気に静まり返り、何事かとこっちをガン見している。
正直・・・・
こんなに一気に大勢に見られると恥ずかしいじゃん。
「今日からこいつ、麒琉の仲間だから。お前ら仲良くしてやれよ」
蓮也・・・・
あたし、馴染める自信ないんすけど・・・
「ほれ、自己紹介しろよ。名字は言うなよ。」
なんで名字はいっちゃいけないのかよく分かんなかったけど、とりあえずあたしは自己紹介した。
「真琴です。どうぞよろしく」
あたしが言った途端
「うおー!ちょー美人!」
「女!女の仲間ができたぞ!」
「真琴チャンよろしくー!」
などめっちゃ騒がれた。
でも、面子のみんなは本当に優しく声をかけてくれて・・・・
蓮也。
やっぱあたし、こいつらとなら馴染めそうだよ。