ファンキー★ヤンキー


「おい、部屋戻るぞ」

そう言ってあたしは蓮也に腕を引っ張られた。

「えー、もう?!」

「もうってお前、一時間以上もここにいんだぞ。いい加減部屋にいろ」


「蓮也だって下でみんなと話してればいいじゃん」

「あちいじゃねーか」

「てか何であたしが部屋にいなきゃいけないわけ?部屋暇すぎてつまんない」


「なんでもいいだろ、とにかく行くぞ」


「てか離せ!辰弥助けろ!」

そう言って辰弥を睨んだが ・・・・


「悪い、真琴ちゃん。蓮也さんには逆らえねえ」


・・・そう言ってあたしを見捨てた。



でも本当に部屋にいてもつまんないからここにいたい。


・・・・最後の手段



「蓮也、ちょっとこっち来て。」

そう言ってあたしと蓮也の距離を縮める。


「なんだよ・・・うっ!!」


あたしは蓮也のみぞおちを思いっきり殴った。


「ゴホゴホッ。・・・こんのくそガキ・・・」



うわー、蓮也めっちゃ苦しそー。


「じゃ、ゴメンね、蓮也。」

そう言ってあたしは倉庫の外に走って行った。













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