ファンキー★ヤンキー
「は、春。苦しい」
マジで苦しかった。
抱き締める力の加減しらねえのか?ってぐらい。
だけど春は力を緩めようとしない。
「真琴・・・」
春があたしの名前をつぶやく。
さっきから春、なんか変。
あたしの事を真琴って呼んでるし、言葉遣いもいつも優しい言葉遣いなのに、すごい男っぽい・・・
「春、なんか変だよ?どーしたの?」
「ゴメン、もう少しだけ、このままでいさせて?」
春は凄むような声で言ってきたから、
あたしはそっとしておいた。