ファンキー★ヤンキー


「いや、なんもねーけどさ、仲間なのに自分だけ秘密にされてる事があるってのは辛くない?」



あたしは辰弥に素直に話した。


「そんな事あったのか?確かにそれが俺の立場だったらすげー辛いわ」



「だよなあ・・・はあ」


辰弥が分かってくれたのは嬉しいが、やっぱりため息が出てしまう。






「ため息ばっかついてんなよ」






後ろから声がしたので振り向くと・・・・




そこには蓮也がいた。




「話、もう終わったの?」

あたしは蓮也に聞いた。


「ああ、だから部屋戻るぞ」




「・・・・・やだ」




「あ?!」



あたしは部屋に戻りたくない。


そんなあたしに蓮也はちょっとキレてる。




「なんで蓮也達の都合で、あたしが部屋に行ったり出たりしなきゃなんないのよ。あたしの勝手じゃん」




蓮也の顔は一瞬強ばった。


だけど・・・・



「いいから来い」

「やだ」




「・・・もう勝手にしろ」











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