空の声
目覚めたときには、
見覚えのない天上。
病院ってわけではなさそう、、
「おっ、起きたか。」
聞き覚えのない男の声に
勢いよく起き上がると
後頭部が痛む。
「ったぁ、、」
「けが人は大人しくしてろよ。」
あたし、落ちた?
あそこから落ちて生きてるの?
「あっちなみにここ15階だし、
そんなにひどい怪我じゃないぜ。」
なんで15階??
それに…
「ここって廃墟ですよね??なんでいるんですか?」
「俺、佐々木たける。高1。バイトよ、バイト。
このマンションの全部屋掃除。きのうはここを
やってたってわけ。」
でもなんであたしはここに、、?
「ちなみに、君はベランダでひろったよ。死体かと思って
ゾクッとしたけど、生きててよかったよ。」
そう言って男は笑った。
< 3 / 82 >

この作品をシェア

pagetop