空の声
時計を見るともう6時を回っていた。
「あたし塾だからそろそろ行くね。」
「おう、頑張ってこい!」「いってらぁ。」
はぁ、めんどくさ。塾の先生に教えてもらうよりたけるに教えてもらったほうが何千倍もわかりやすいしっ。
塾に向いながらもぶつぶつと独り言を言っていた。
「やっほー♪」
塾の友達に挨拶を交わし席に着く。塾は10時まで。秋の夜は寒いよ、、。
先生は嫌いだけど授業は一生懸命聞く。
やっと10時になった。やったぁと思うけど、じゅぎょうをやめる気配はない。これだ。これが嫌なんだ。授業時間を勝手に延長。周りの友達からもため息が聞こえてくる。この先生は塾内で一番嫌われてる先生だろうとあたしは思う。
10時を30分も過ぎ、授業は終わった。
「まじ何あいつって感じだよねぇ。」
「ほんとうざーい。」
友達と愚痴をこぼしながら塾を出る。

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