空の声
「お前の姿がたまに、、見えなくなるんだ。気付いたときにはもとに戻ってて、、」
そらは自分の手を見る。
「時間がないんだ。」
「時間?」
「もうすぐ帰らなきゃいけない。」
俺にはその言葉の意味がわかった。
「だったらなんで戻ってきたんだ!!お前とまた別れるなんて俺は嫌だ!!!」「愛、、彼女に会いたかったんだ。」
俺はきょとんとする。
「お前、ベランダで拾っただろ?ベランダに運良く落ちたってあの階じゃ死んでたよ。」
まさかという顔をする。
「そっ、俺の仕業。愛の話聞いて思ったろ。天と同じだって。俺だって、俺と同じだって思った。だから、俺みたいに後悔しないように、助けてやりたかった。」
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