空の声
「何があったか知らねぇけどよ、
死ぬのはどうかと思うぜ?」
たけるは苦笑しながら言った。
なんだ、気づいてたんだ、、

「疲れただけ。何も苦しくないし、
辛くもない。ただ、疲れただけ…」

「そんなんで死んでたら人類滅亡
しちゃうし-!!」
大笑いをするたける。
つられてつい笑ってしまう。
「愛って笑ってる方がかわいいじゃん!
もっと笑えよ!」
な?とあたしの顔を覗き込む。
顔が近くて思わず目をそらす。

「たけるって…」
なんだ?という顔をする。
「変だね!!」

そう言っておもいっきし笑う。

「なんだよ~、かっこいいとか
言ってくれんのかとおもったのに-!!」

二人でずっとずっと
笑いあっていた。


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