天国の先生へ
私は、靴を履くのをやめ、里斗を見た。



里斗「美羽・・・お前・・自分の気持ちに素直になれよ。まだ好きなんだろ?あいつのこと・・・。俺にはわかる。ずっと何年もお前の事見てきたんだ。」



そういって私の肩にやさしく手を置く。


そのやさしさに、私は思わず涙があふれてきた。



美羽「――――・・・・っ。里斗・・・ごめん・・・ごめんね・・・先生の事あきらめて里斗のこと好きになろうとしたけど・・・・どうしてもっ・・・どうしても無理だったの。今でも、先生のこと忘れられない・・。先生の事が好きなのっ・・・。」



ずっと思っていた言葉がやっと出た。



里斗「美羽・・・。こんな話知ってるか?クリスマス・イヴに公園にイルミネーションがあるだろ?そこで愛を語ったカップルは必ず結ばれるって話。」



この話・・・・聞いた事はある。



美羽「・・・うん。」


里斗「いってこいよ・・・。」



そういって優しく里斗は微笑んだ。



美羽「うん。ありがとぅ、里斗。」







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