天国の先生へ

クリスマス・イヴの奇跡

美羽「はぁ、はぁ」



私は大急ぎで公園のイルミネーションに向かっていた。


別に先生にあえると分かっていたわけじゃない。


あえないかもしれない。


でも、行かないってわけにはいかなかった。




『先生に会いたい』




その心だけが私を公園のイルミネーションへと向かわした。


私は、先生の言葉を思い出した。



『男子も女子もたくさんたくさん恋をしてください。恋をする事はいい事です。相手に彼女・彼氏がいるからってあきらめないでください。成せば成る。一所懸命な姿は、きっと相手に届くはずです。』



もし、公園のイルミネーションの下で出会えたらちゃんと告白しよう。


振られたっていい。


振られたって、先生のこと好きな気持ちは変わらない。


そう・・・いつまでたっても。




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