天国の先生へ
私は、公園のイルミネーションの前についた。


だけど・・・・。


先生の姿はどこにもなかった。


やっぱり・・・・きてくれるわけがない・・・・。


先生にとって私は、『どこにでもいるただの生徒』なんだから。


何を期待してたんだろぅ・・・。


ばかみたぃ・・・。私一人だけ舞い上がって・・・。



美羽「ぐすっ・・・」



その瞳からは、涙が流れていた。



  「七海っ!」


美羽「ぇっ・・」



この低い声、忘れられるわけがない・・・。


この声は、先生の声。


ずっと想い続けてきた先生の声。


大好きな、大好きな先生の声。



美羽「先生・・・?」



振り向くと、そこには先生がいた。

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