自己中王子の扱い方
「…何驚いてんの」
「や…翼さん…お勉強できるんですか…?」
「…ぶったおすぞ、ごらぁ」
「す、すみませんッ」
だってこんな髪の色だし
よく見たら眉毛だって細いし
…えろいし…
「こう見えてもいいほうだかんな」
本当に「こうみえても」ですね…
「翼さんどこの学校なんですか?」
「…南。」
「み、南!?」
南高校って言ったら…めちゃ頭いいとこじゃないですかッ!!
ちなみにあたしは西。この辺でも1、2位を争う
おばか高校…
「…教えて下さい…」
「つけとくからな?」
「つ、つけ?」
「そ、俺が教えるんだから
…高いよ?」
…この人はッッ
なんであたしのが頭悪いんだろ…
見た目的にはあたしのがよさそうなのに…
「今、俺のこと馬鹿にしたろ?」
がんみしていたら翼さんがこっちを向いて言う
「し、してないですよ!!」
…馬鹿にはしてません…
「…今日はみっちり教えてやるからな?」
「…ッ」
翼さんがにやりと笑った