【長編】距離
みき side
「恋ちゃん、芯どこに行ったの?」
愛ちゃんが、部屋に戻ってきたら、いなくなった。
初めは、トイレとか思ったけど遅いから。
「たぶん、朱菜ちゃんのとこよ。」
「なんで?」
私は、全くわからなかった。
「みき気づかなかった?
芯は、朱菜ちゃんが好きなのよ。」
嘘。
私は、開いた口がふさがらなかった。
私、失恋?
「そ、そうだったの?」
「芯に聞いたわけじゃないけどね。
態度でバレバレだよね。」
恋ちゃんが愛ちゃんに同意を求めた。
「うん。
今日だって、芯が一番来たがったんだよ。」
決定的か。
けど、朱菜ちゃんは、芯を相手にしないよね。
可能性がないわけじゃないよね。
大丈夫。
大丈夫。
「みき.....もしかして、芯が?」
「ち、違うよ。
ビックリしただけ。」
言えないよ。
言えるわけがない。
けど、私は、芯が好きだよ。
愛ちゃんが、部屋に戻ってきたら、いなくなった。
初めは、トイレとか思ったけど遅いから。
「たぶん、朱菜ちゃんのとこよ。」
「なんで?」
私は、全くわからなかった。
「みき気づかなかった?
芯は、朱菜ちゃんが好きなのよ。」
嘘。
私は、開いた口がふさがらなかった。
私、失恋?
「そ、そうだったの?」
「芯に聞いたわけじゃないけどね。
態度でバレバレだよね。」
恋ちゃんが愛ちゃんに同意を求めた。
「うん。
今日だって、芯が一番来たがったんだよ。」
決定的か。
けど、朱菜ちゃんは、芯を相手にしないよね。
可能性がないわけじゃないよね。
大丈夫。
大丈夫。
「みき.....もしかして、芯が?」
「ち、違うよ。
ビックリしただけ。」
言えないよ。
言えるわけがない。
けど、私は、芯が好きだよ。