【長編】距離
私が秘密に惹かれたのって。


まさかね。


「てか、お母さんはどう思ってたの?」


「私はね。
修の幸せを願ってるのよ。
朱菜は、もちろんだけどね。
てか、修の両親が亡くなってるとか....
そういう理由じゃなくて....
そう、願ってるのよ。
なんて言うのかな?
修は、三緑さんみたいに強い意志を持ってる気がしたから....
それに、修と朱菜が惹かれあっても仕方ないのよ。
昔を思い出しちゃったわ。」


過去にお母さんは、三緑さんとなにかあったのかな?


て、ことになるよね?


だって、その顔は、自分に何かあったって感じだもん。


「修の気持ちは、わからないけど。
私が修に気持ちを伝えるのはいいんだよね?」


「えっ?
うん。
だって、親戚関係だけど、実際は近くないからね。」


お母さんは、吃驚した顔をしたけど、許しが出た。


よかった。


てか、なにか驚くこといったかな?


まあ、いいや。


今は、どうやって、修に私の想いを伝えるかだ。
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