【長編】距離

朱菜 side

『修、好き。』


『俺も朱菜が、好き。』


私と修は、見つめ合って想いを告白した。


私と修は、お互いの想いにほっとしたようなため息をついた。


『ずっと、私といてくれる?』


『うん。
朱菜がいやがっても離れない。』


修が私を抱きしめてくれた。


私も修の背中に腕を回す。


『私より修が嫌がっちゃうかも。』


『それはないよ。』


嬉しい。


幸せ。


ずっとこのままでいたい。


『キスしていいか?』



照れくさそうに聞く修。


私も修の照れが移ってしまった。


言葉にするのが恥ずかしくて頷いた。


そんな私の顎を軽く上向きにし、私にキスをした。


甘い甘いキス。


ずっとこうしていたいと思った。


離れるのが名残惜しかった。


『朱菜、愛してるよ。』


耳元で囁かれた。


『私も修を愛してるよ。』


私は、思いっきり抱きついた。
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