【長編】距離

修 side

そろそろ起きないと。


一応、今日は予定あるんだし。


俺は、服を着替えてからリビングに行った。


「修、おはよう。」


リビングに来た俺に母さんが言った。


「おはよう。」


「修、お昼ぐらいまでには、出かけるって。」


「うん。
わかった。
てか、陽向とみきは?」


俺は、いすに座りいつものように朝ご飯を食べた。


「修が一番よ。
まだ、陽向とみきは寝てるみたい。」


珍しいな。


陽向は、起きてること多いのに。


まあ、そんな日もあるか。


俺は、黙々とご飯を食べ、今日の事を考えた。


なんか変な緊張するな。


てか、孝知と元から親戚関係だったけど、血のつながりがもっと近いとはな。


そのせいなのかな?


俺を理解してくれるのは。


どうでもいいんだけど。


俺を理解してくれる人がいるだけで。


「母さん、俺はいつでもいいから出るとき連絡してって言っといて。」


ご飯を食べ終わり、母さんに言った。


「わかった。
二度寝とかしないでよ。」

「はいは〜い。」


俺は、部屋に戻った。
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