【長編】距離
「よ〜し、食べよう。」


お母さんとお父さんは、ラフな服装に着替えてリビングに戻ってきた。


「うん。」


私たちは、いすに座った。


「いただきま〜す。」


私たちは、ご飯を食べ始めた。


私は、みんなの反応が怖くてすぐには食べ始めれなかった。


「朱菜、うまい。」


修が私を褒めてくれた。


よかった。


「よくできてるじゃない。」


「朱菜は、お母さんに似て料理がうまいな。」


お母さんとお父さんも褒めてくれた。


私は、安心してようやく料理に手をつけた。


うん。


なかなかの出来。


よかった。


「そうそう、友紀が....孝知のおばあちゃんが朱菜に会いたがってたわよ。」


「えっ?」


「小さい頃は、よく行ってたからね。」


「そうなの?」


会った記憶があまりない。


なんでかな?


「そうよ。
朱菜が成長してからは、私一人で会いに行ってたからね。」


だからか。


お母さんって、そうだった。


「じゃあ、今度はつれてってね。」


「もちろんよ。」
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