【長編】距離
孝知のおばあちゃんで、お母さんの親友かぁ。


どんなんだろう。


昔の記憶から辿っても思い出せない。


てか、私って記憶力悪かったっけ?


「後、修に言うの忘れてたわ。」


「.....うん?
なに?」


修は、我関せずでもくもくと食べてたようで話しをふられて吃驚。


「お墓参りに行きましょ?」


誰のと言われなくてもわかる。


「あぁ。」


「朱菜と一緒に。」


お母さんは、黒い笑顔で言った。


私?



「......わ、わかってるよ。」


てか、修は慌てすぎだし。


気のせいかな?



顔が赤い気がする。


私は、わからず首を傾げた。


「朱菜は、気にしなくていいぞ。」


さっきまで、無言だったお父さんが拗ねたように言った。


なんで?


意味がわからない。


「朱菜、おもしろいことが起こるわよ。」


お母さんの意味深な発言。

どうしたんだろう。


この状況から、私だけがわからない感じ。


なんで?
< 175 / 296 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop