【長編】距離
修 side
「修」
追いかけてきた孝知が俺の名前を呼んだ。
「わりぃ。」
どうすることもできない感情に苛立ちを覚える。
「しかし、なんでだろうな。」
孝知が呟いた。
「なにが?」
さっぱり、わかんね。
「イトコならいいけど、叔母と甥って....」
「俺さ。
気づきたくなかったよ。
間違った感情だって。
けどさ。
俺と朱菜、2歳しか変わらないんだよ。」
俺は、悔しくて涙が流れてきた。
もう耐えきれなかった。
「わかってる。
好きになったっておかしくない。」
孝知は、いつも慰めてくれる。
しかも、否定はしないでくれる。
いつも助かる。
この気持ちに気づいてから、朱菜に近づけなかったりする。
久々に話をした。
けど、気づくのは、朱菜への独占欲。
知らない朱菜の元彼に苛々するしムカつく。
あいつらは、朱菜に触れるのに、なんで俺は
日に日に、朱菜への想いは増すばかり。
どうしたら、いいんだろう。
追いかけてきた孝知が俺の名前を呼んだ。
「わりぃ。」
どうすることもできない感情に苛立ちを覚える。
「しかし、なんでだろうな。」
孝知が呟いた。
「なにが?」
さっぱり、わかんね。
「イトコならいいけど、叔母と甥って....」
「俺さ。
気づきたくなかったよ。
間違った感情だって。
けどさ。
俺と朱菜、2歳しか変わらないんだよ。」
俺は、悔しくて涙が流れてきた。
もう耐えきれなかった。
「わかってる。
好きになったっておかしくない。」
孝知は、いつも慰めてくれる。
しかも、否定はしないでくれる。
いつも助かる。
この気持ちに気づいてから、朱菜に近づけなかったりする。
久々に話をした。
けど、気づくのは、朱菜への独占欲。
知らない朱菜の元彼に苛々するしムカつく。
あいつらは、朱菜に触れるのに、なんで俺は
日に日に、朱菜への想いは増すばかり。
どうしたら、いいんだろう。