【長編】距離
「朱菜、しようか?」


今度は、修からの誘い。


私は、満面の笑みで頷いた。


だって。


私は、待ちわびていたから。


修と体の関係を持つこと。


それは、自信にも繋がるから。


「朱菜、愛してる。」


修は、私にキスしながら私を押し倒した。


何度も何度もキスを重ねた。


唇だけで想いが伝わるくらい。


なんかこれ以上を望まなくてもいいって感じるぐらい。


けど....


「朱菜、愛してる。
優しくするように頑張るから。」



そう耳元で囁かれた。


嬉しい。


私を気遣ってくれるのが。


それが、合図で始まった。


私と修の甘いひとときが。
< 275 / 296 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop