【長編】距離
「それって....」


「周りなんか気にせずに2人でいれる空間が欲しいって思っちゃダメ?」


私は、首を傾げながら聞いた。


「嬉しい。」


修は、私をいつもより強めに抱きしめた。


「だから、一人暮らしするね。
それに遠距離になるぐらいの距離じゃないから大丈夫だよ。
会おうと思えばいつでも会えるから。」


「じゃあ、これつけて。」

突然、修がきれいにラッピングされた箱を私に渡した。


てか、これつけてって。


箱?


「修?」


私は、意味がわからなかった。


「まず、あけて?」


私は、修に言われるまま箱を開けた。


修からのプレゼントだから、なるべくきれいにラッピングをはずした。


箱をあけて中に入ってたのは......
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