【長編】距離
指輪だった。


「修、これ....」


「朱菜が俺のだって証。」


「ありがとう。」


私は、さっそく指輪を薬指にはめた。


「ぴったり....」


「よかった。」


修は、めっちゃ笑顔。


「なんで....」


「本当はさ。
クリスマスに渡すつもりでバイトとかしてたんだけど、間に合わなくてさ。
朱菜が一人暮らしの話するのはわかってた。
その話する時にはって。
間に合ってよかった。」



「修、大好き。」


私は、修に抱きついた。


「俺は、愛してる。」


そう言って、キスしてくれた。


さっきまで、不安だったのに。


なんか今は、幸せすぎてヤバい。


どうしよう。


こんな幸せでヤバい。
< 282 / 296 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop