【長編】距離
「心は、漣斗と写真とったの?」


「まだだけど....
帰る前にとる約束はしたよ。」


照れる心は、めっちゃかわいい。


「てか〜。
修くんと写真とったの?」


「今、あんな感じだから無理だよ。」


私は、苦笑いしながら修の方に視線を向けた。


「修くん人気だもんね。
孝知くんもだけど....」


心は、修を見ていた視線をズラした。


私は、心の視線の方を見ると孝知もスゴいことに。


なんか順番に写真とってるし。


ここぞとばかりに。


孝知は、なんで今日来たんだろう。


こういうの嫌いなはずなのに。



「朱菜、噂聞いた?」


「うん。
孝知くんに彼女ができたみたいなのね。
その彼女が心配できたみたいだよ。」


「心配?
孝知が?」


信じらんない。


孝知って冷めた部分があるから....


「先輩たちに可愛がられるタイプの女の子でね。
それもあって、心配みたいよ。」
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