【長編】距離
てか、周りが好奇の目がスゴくないか?


「こう見ると、修ってモテるって思うよな。」


「はっ?」


意味がわかんねぇー。


「女子は、あのクールな修くんが笑顔とかありえないとかショックだったんだろう。」


「ショック?
俺が朱菜といることが変か?」


「わかってねぇーなー。
修に女がいることがショックなんだよ。
モテモテな修くん。」


孝知は、呆れてるし。


「モテたことないし。」


モテてるのは、孝知だ。


「まあ、いいや。
てかさ。
男子がおまえを見る理由知りたくないか?」


「別に。」


たぶん、つまらねぇー理由だろ?


「まぁ、修くんもショック受けたくないもんな。」


孝知は、楽しそうだった。


「ショック?」


なんで、ショック受けんだ?


俺は、首を傾げた。


「男は、みんな、朱菜だよ。」


「みんな、朱菜?
意味わかんねぇーんだけど。」


「朱菜は、人気だからな。
みんな、彼氏ができる度にショック受けてんだよ。
最近は、彼氏と別れた噂で浮き足だってんの気づかんかった?」
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