【長編】距離
朱菜 side
「朱菜ちゃん、さっきは、ごめんね。」
「えっ?
別にいいよ。」
だってね。
好きなら仕方ないよね。
独占したいって言う欲求。
「それで、確認なんだけど。」
綾ちゃんは、申し訳なさそうだ。
「なに?」
私は、首を傾げた。
「私が修くんに告白してもいいんだよね?」
「へっ?」
たぶん、私は間抜けな顔をしたと思う。
「だからね。
修くんとつき合ってないなら、告白してもいいんだよね?」
「うん。
頑張って。」
それしか言えない。
「それって、余裕ってこと?
バカにしてんの?」
綾ちゃんは、さっきまでの顔つきと違い怖かった。
「違うよ。
私や修の気持ちは、どうであったとしても、告白ってスゴい勇気でしょ?」
私は、綾ちゃんと同じ土俵に立つことができない。
綾ちゃんは、修とは他人だから。
羨ましいな。
私が綾ちゃんなら告白すぐしたかもね。
けど、この距離じゃなきゃ修とは近づけなかったかも。
「えっ?
別にいいよ。」
だってね。
好きなら仕方ないよね。
独占したいって言う欲求。
「それで、確認なんだけど。」
綾ちゃんは、申し訳なさそうだ。
「なに?」
私は、首を傾げた。
「私が修くんに告白してもいいんだよね?」
「へっ?」
たぶん、私は間抜けな顔をしたと思う。
「だからね。
修くんとつき合ってないなら、告白してもいいんだよね?」
「うん。
頑張って。」
それしか言えない。
「それって、余裕ってこと?
バカにしてんの?」
綾ちゃんは、さっきまでの顔つきと違い怖かった。
「違うよ。
私や修の気持ちは、どうであったとしても、告白ってスゴい勇気でしょ?」
私は、綾ちゃんと同じ土俵に立つことができない。
綾ちゃんは、修とは他人だから。
羨ましいな。
私が綾ちゃんなら告白すぐしたかもね。
けど、この距離じゃなきゃ修とは近づけなかったかも。