【長編】距離

「綾、大丈夫？」


雪は、すぐに来てくれた。


「うん。
雪のおかげだよ。」


私は、ニコッと笑った。


「無理しないの。
今日は、一晩中つきあうよ。
明日、休みだから。」


雪もニコッと笑ってくれた。


「ありがとう。
彼氏は、いいの？」


「うん。
今は、綾のが大事。
それに、今回の休みは、約束してないから。」


雪、優しすぎ。


彼氏には、悪いけど。


私は、心の中で雪の彼氏に謝った。


「ありがとう。」


私は、雪に抱きついた。


「今日は、騒いで、いい男見つけよ。」


「うん。
修くんよりいい人見つける。」


てか、修くんが朱菜ちゃんだけを愛してるみたいに私だけを愛してくれる人を。


見つかるかな？


絶対、見つけて幸せになるんだ。


修くんへの告白で少し吹っ切れたから。


やっと、前に進める。