傘、貸しましょうか?【短編集】

あぁ、貴方が駄菓子屋を建てたいって言った意味がわかったわ。

そう思いながら、嬉しさで涙を流し言いました。

「なら、戻ってきて。」

その言葉は、何処かにいる貴方に贈りました。


それから、母親と娘は仲直りしました。

女の子の言葉を聞いて、

母親の言葉を聞いて、

娘はこの思いを繋げる決心をしたのです。

母親は成長していく娘をみて思います。

この駄菓子屋があってよかった。
《貴方の嫁でよかった。》



【END】


< 29 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop