傘、貸しましょうか?【短編集】
時間が経ち、大きくなった俺は少し突っ掛かりがあるまま、
平穏に時を過ごしていた。
……――わけも無く、明日の家出の準備をしていました。
出て行く理由はただ単に家は居心地が悪い、
それだけの理由で明日家出します。
そして翌日、知らない女の子から告白されました。
「あなたの全部が好きデス!」
その言葉は俺には響かない。
俺の何を知ってるの?
少し反感を持った俺は睨みながら告白を聞いていました。