The Black Lens
日に日に
君への想いが複雑になってゆく。
僕は君を許さない。
僕は君を許せない。
僕は君が好きだった。
僕は君が憎い。
君さえいなかったら、
僕はこんなにも苦しむことは
無かっただろう。
だけれど、
君がいなかったら、
今の僕はいないだろう。
僕の前の君は好きだ。
事実の君は好きだ。
けれど。
理由の中の君は、
想像の中の君は、
彼女といる君は、
大嫌いだ。
どちらが真実なのだろうか。