テレパシーハート
「なんで昔は遅刻なんてしたことなかったのに…。これでも私心配してるんだよ。遅刻いっぱいしてると、受験の時不利になるし」
「鈴…」
フフフッ
「また騙された。遅刻しすぎてるからもう挽回しようがないでしょ」
「そんなことないし」
むすっとした顔で言うと鈴はニコッと微笑んでくるんだ。
その愛しい顔で、可愛いことを言うんだ。
「でも心配してるのは本当だよ」
/////かわいい
その時
『また爽薫と鈴霞が仲良く話してるし、爽薫狙ってるのに』
『爽薫だ♪』
周りは誰も話してないのになんか声が聞こえる。