*ハナコイ*
*6日目*
次の日。お日様はロゼアとセルジュの様子を空からずっと見ていた。
何事もなかったように黙々と仕事をこなすロゼア。
セルジュもまた、結婚のお祝いに訪れる客人たちの相手をしている。
お互い思い合っているのに結ばれない思い…
お日様はロゼアが気の毒でならなかった。
『ロゼア…やっぱり人間になどしなければよかった…』
お日様はロゼアに魔法をかけた事を心の底から後悔した。