SKY BLUE
ウルフ「…ゼロだいぶ早かったな、到着予定は明日だぞ…」


ウルフはイスに腰掛けまま、ゼロに問いかける


ゼロ「運送車なんてかったるい物は嫌いでね…ウル、そんくらいわかってんだろ?バイク吹っ飛ばしてきた!心配すんなって。荷物は明日届く。」

ウルフの方に向き直りながら答えるゼロ
ゼロもイスに腰掛けた…

ライナもソファーに座り、テレビをつけた…


かつては20社以上あったテレビ局も

今や1社のみとなった…

数秒間隔で妨害電波が入り、砂嵐まじりの映像


情報と言った情報は手に入らない
わかるのは衰退していくブルーヘヴンズの様子だけだった


朗報は期待するだけ無駄だった

ライナはそれをわかっている…それでもテレビを見つめているのだった
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