SKY BLUE
呆然と立ち尽くすレイン…





???「……レイン…」


誰が自分を呼ぶ声が聞こえた



声の方に振り返るとアッシュがそこに倒れていた


ハッと我に帰ったレインはすぐに駆け寄る



腹に銃弾をくらったのだろう、腹部の出血が激しい…


声にもいつもの元気さがみじんも感じられない…



レインはアッシュの死を悟った…





アッシュ「…もう知っちゃったんだな。黙っててゴメン…クレアの事。俺…あの時、クレアと同じ班だったんだ…。先生に口止めされて…。何よりクレアと親しかったお前に言うのがどうしてもできなかった…あの手紙はクレアの部屋から見つかったものなんだ…。遺書だったみたいだけど…」



レイン「…何も喋るな…。苦しいんだろう?」




アッシュは微笑みながら頷いた



アッシュ「…クレアからだ…。死ぬ前に…お前にって…」

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