SKY BLUE
エリア5に着いた4人は早速ヘブンズ本部に赴いた
ウルフは待合室で3人を待たせ、中に入って行った…
ブルーヘブンで最も安全で栄えていると聞いたエリア5…
待合室の窓越しに見たレインの目には荒れに荒れた街の景色が写っていた…
しかし、商店街には活気が無いわけではなかった
多くの人々が行き交っている
ライナの話では年に1回の感謝祭が開かれるそうだ
このエリア5は昔から農業が発達していた
豊作を喜び人々は祭りを開いた
機械が世界を管理するようになっても、ここから出荷される穀物や果実はブルーヘブンの7割程度の地域で消費されていた…
まさにブルーヘブンの食卓と言っても過言ではなかったという…
戦争が勃発した後も、保管していた食料が膨大なものだった為に今までほとんど食料難に見回れずにすんだ…
生き残った人々はエリア5にたどり着き、世界の復興を待っている…
いわば最後の砦だった…