君◆依存症
結果が出てから、あたしが岾斗と一緒にいられる時間は、あとどれくらいあるだろうか。
そんな事をいつも考えていた。
そして考えれば考えるほど、悲しく、苦しくなった。
卒業までの日はあっという間に過ぎ、とうとう卒業の日がやってきた。
別れることが辛くて、岾斗と一緒に泣くこともできなかった。
あたしはそんな自分に、岾斗との別れに、一人でずっと泣き続けた。
その日はすぐに家に帰り、頭から布団をかぶってベットで寝ていた。
寝ていたというよりは、
泣いていた。