キミがスキ
「黙れよ…」
「なにぃ?」
「黙れつってんだよ!アンタさ優花の事何も知らねーくせに分かったような口叩くンじゃねーよ」
龍哉…すっごい怒ってる…
「親に向かってアンタとは何だ!」
「親…?こう言う時だけ親面すんじゃねーよ!アンタは覚えてないだろうな…俺が中1の頃俺がちょっとイジメをした時アンタその親になんて言った?こいつは俺の子なんかじゃないって言ったんだよ!」
酷い…そんな事言われたら龍哉…
え…?なんか涙目になってる…?
龍哉もしかして…
「忘れたな。そんな昔の事は」
「だろーな。とにかく今更親ぶんなよ。つか雅哉の気持ちも考えろよ」
「お前もだ!お前も今更雅哉の兄貴面するな!雅哉の恥だ!お前が兄貴って事がどんなけ申し訳ない事か…」
そんな…それってまるで龍哉を産まなきゃ良かったみたいな言いかた
じゃない!おかしいよ…この家族…