キミがスキ
ーーーーーガチャーーーーー
「そこ座ってて」
冷蔵庫からお茶を取りコップに注いでから優里に渡した。
「ありがと…」
「別に。…お前さぁ何やってたの?」
「何って…見たまんまだよ?」
やっぱ…な…
「何でそんな事すんだよ!俺が好きだった頃の優里はそんなんじゃ無かったじゃねーか!このまんまじゃあの頃にまた戻っちまう…。」
「だって…あの頃は寂しく無かったの…龍哉は私を好きで居てくれてて…そんな中私にも好きな人が出来て…」
「だったら何で…」
俺が言った途端に優里の目が一粒の涙が落ちた。
「だっ…て…龍哉は私をずっと好きで居てくれるっ…て思ってたの…っ!なのに…」
「優里…」
「龍哉ぁ…」
次々に溢れ出す涙と共に優里が俺を抱きついた。
「龍哉…っ…私寂しいよぉ…」