キミがスキ

「龍哉…寂しい…ょ…っ…私の事また好きになってよ…」


「優里…ゴメンな…それはもう出来ないんだ…優花の事傷つけたくない…」


優里は俺から離れて言った…



「龍哉は…優花ちゃんと無理して付き合ってるんだよ…!同情だよ!自分の気持ち隠してるだけ!」


違うーーーーー。同情なんかじゃない

俺は…俺は優花が好きなんだ…


優花の代わりなんて居ない



「寂しいよ…このままじゃ私……ね…龍哉…しよ…?」


は?しよって何を?


優里の顔がゆっくり近づいてくる


あー…そう言う意味か…


「辞めろ…!」


「キャッ!!」


「ゴメン…でも辞めろよ…自分を自分で傷つけるの…」


「龍哉がしてくれないなら私違う人とするから!」


「…頼むから…辞めろ」


「辞めない!でも龍哉がこれから私の言う事聞いてくるって言うなら辞める」


「たとえば?」

優里は少し微笑んで口を開くーーー。


「私が会いたいって言った時に来る。週1はデートする。毎日メールと電話。それから…」



はぁ?そんなん出来る訳ねぇだろ

優花にしてない事も入ってんだから。

絶対無理。



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