キミがスキ
「優花~もうすぐだよ!」
「はぁい♪」
準備しなきゃ…
私は衣装の上に着ていたパーカーを脱いで衣紋掛けに掛けてから
髪の毛をもう一回セットした。
今日はゆる巻きのツインテール。
ダンスにぴったりだから☆
コテで巻いてから化粧を確認し目元とチーク、リップだけを
直して準備満タン☆
姿見で最終チェックをした。
「うっわー♪優花ちゃん可愛いね♪」
…と話しかけて来たのは同じクラスの男の子。
「そのパンツが見えそうなミニスカに所々破けた服。それからムリして寄せてない谷間♪優花ちゃんにぴったりだね☆」
何かやらしい…笑
「じゃあ…私行くから…」
「パンツ見えないようにね♪ってか見えるか☆跳び跳ねたりハードな事するもんね」
「大丈夫です!スコートはいてるんで!」
「ちっ…」
コイツ今舌打ちしやがったー!!笑
「でわ!皆様お待たせいたしました☆心を込めてミンナが踊ります!ハードな躍りとハードな衣装にご期待あれ☆」
司会の人の声と同時にカーテンが一気に開く。
ミンナからわ色々な声援。