キミがスキ

水をかけられたのがそんなに嫌だったみたいで

いつまでたっても不機嫌な龍哉。



「龍哉?そろそろ普通に戻ってよー。コーヒーあるよ?」


私は机からコーヒーを手に取り龍哉に渡す。



「ありがと…優花」


「ん♪」



それからは三人で色々お喋りしてから、それぞれの家に帰った。




「ただいま~」


私が声をかけても中からは返事は無く

今日も居ないんだ。と思い冷蔵庫から冷たいココアを

取って部屋に行こうとして二階へ上がった。



私の部屋は二階の一番奥。で、お兄ちゃんは一番手前。

もう一つは物置みたいな感じ。



私がお兄ちゃんの部屋を通り過ぎようとした時..


「いや…ぁ…あ…っ」


ーーーーーーーー!!


えぇぇ?!女の人の声だ…



私はもう一度耳を澄ました。



「あ…ん…んっ…咲…哉ぁん…」


やっぱり…お兄ちゃん居たんだ…しかも女の人連れて!

それにもしや…(照)

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