キミがスキ

ーーーーーガラガラガラーーーーー


「優花」


声がした方を見ると机の上に座ってる純の姿があった。



「ゴメンね…急に…」


「全然。で、どした?」


私は純の方に行き深呼吸をしてから話した。


「真希が昨日…言ってたんだけどね…私達が純の家に泊まりに行った日純が私にキスしてたって…」


「……」


純は黙ったまま外を眺めていた。


「でも真希の勘違いだよね…?純ずっと私が龍哉の事好きって知ってたし…協力してくれた時もあって…それに純だって私の事友達としか…「違うよ。」


え…?違うって…何が…?



「俺がは最初から友達だなんて思ってない。」


………………。



「確かに協力した時もあった。そん時は優花の笑顔が見れたらそれで良かったんだ…でも…高校に入って龍哉の事で辛そうに笑うお前を見てると我慢出来なくなった。俺…お前の事…好き。ずっとずっと好きだった」



純は真剣に私を見つめて言う。


「あのっ…私は…純の事友達としか見れなくて…だから…」


一瞬何が起きたのか分からなかった。


ただ気がついた時には純の顔が間近にあった事。


「俺は諦めない。」


ーーーバタン



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