キミがスキ

電話を切ってからお風呂に入った。


そう言えばお腹空いた……

お兄ちゃん今日は確か泊まりだったよね


何か食べようと思いリビングのドアを開けた。




「あれ?お前居たんだ?」


「お兄ちゃん…今日泊まりでしょ?」


「うん。でも優花昨日から元気無かったし。だから今日は辞めた」



……そっか。お兄ちゃん私が寂しがってるの気づいて…

嫌だ…何か涙出てくるよ……


「お兄ちゃん…」


「あ?」


「お母さんに会いたい…」


「……………」


「あっ…嘘だよ♪ゴメンね。じゃあパン持ってくね。今日はありがと」


ーーーガチャ



私は部屋に入ってからパンを食べすぐに眠りについた。


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