キミがスキ
「いつから居た?」
「龍哉達がキスしてる時から…」
「…そっか。今から全部話すから聞いてくれるか?」
私が頷くと龍哉はゆっくり話始めた。
「アイツさ…昔結構荒れてて…今時で言う不良とかじゃなくて違う意味で。」
「違う意味…?」
「うん。売春とか…援交とかの方。俺が好きになった頃もやっててアイツん家結構俺ん家と似ててさ。優里は親に相手にされてなくていっつも1人だったらしい。優里は寂しさを紛らわす為に援交とかやってたんだ。」
「でも…昔の話でしょ…?」
私が言った質問に龍哉は首を横に振りながら言った。
「今もだよ…。俺が好きになっていつも一緒に居てアイツにも好きな奴が出来て。周りが大切にしてくれたから寂しいって思わなかったみたいでやってなかったんだ…。
でも…彼氏に酷い振られ方してそんな時に俺には優花が居てアイツまた1人ぼっちになったんだよ。俺は優花居るし寂しい想いさせたくないから優里とは関わらないようにしてた。」
そんな…じゃあ私が原因で優里ちゃんは昔に戻っちゃったの…?