キミがスキ

それから私達は色々な話をした。
学校の事にお兄ちゃんと二人暮らしをしてる感想とか…(笑)


お兄ちゃんは大学で上手くいってるみたいでお母さんの仕事も順調みたい。



そんな楽しい時間もあっと言う間に終わり食べ終わったお皿を私が洗う事になった



お兄ちゃんはお風呂に入ってお母さんはお父さんと思い出が詰まってる写真を見ていた。


「ねぇ…優花?」

お母さんはアルバムを眺めながら言った


「なに??」


「私達は色々な試練があったわ…お互いの親に付き合いを反対されて家出してね…そんな時お兄ちゃんを授かったの。」


ーーーガチャ


音がしたのでそっちの方を見るとお風呂上がりのお兄ちゃんが居た。


お兄ちゃんは元々お風呂出るのが早い。女の子並みに…(笑)



「咲哉も聞いて頂戴…。優花も洗い物は後からで良いから」


「うん…」


お兄ちゃんと私はソファーに座った。


お母さんはアルバムを見ながらゆっくり口を開いた。


< 248 / 336 >

この作品をシェア

pagetop